モアナと伝説の海を観て感じたこと

画像出典:www.amazon.co.jp

 

春分の日の瞑想会で、

モアナと伝説の海のモチーフで、

誘導して、内なる世界を体験したのですが、

 

この映画は一言でいえば

『本当の自分を生きる』冒険

なのだと思いました。

 

自分の置かれた境遇、

そして起こる出来事から、

『自分とは何者なのか』

 

そんなことをモアナは

問い続けていたのではないかと思います。

 

・村長の娘としての役割として、

 村を守り、伝統を守るための行動

 

・幼少期の体験や自分の直感から

 海に出たいという強い欲求・衝動

 

この二つがせめぎ合い、葛藤する物語。

 

これは、

コンシャスセルフ(顕在的な自分)が、

先祖代々守り続けてきたもの、

世の中や国家、社会、組織が求めること、

社会規範などを重視して行動しようとすること、

 

インナーセルフ(内なる自己)が、

内なる衝動や欲求にかられて、

理屈や常識を超えたところで、

自分の魂が望むことへとすすもうとする行動と、

 

このような誰にでもある

葛藤を乗り越えていき、

自分が何者かを見出していく

プロセスに非常に共感しました。

 

私のセラピーではまさに、

『本当の自分を生きる』

ということをテーマに癒しや、

自己啓発ワークをやっています。

 

本当の自分とは、何か?

 

そこがわからなくて、

多くの人が葛藤したり、

人生に生きがいをみつけられない現実が

あるのではないかと思います。

 

モアナは最初から、

モトゥヌイのモアナ!』と

名乗っていました。

 

そして、相棒のマウイも、

「神の釣り針」を以っている自分が

自分自身だと信じていました。

 

人は、何者かになろうとして、

肩書きや役割を持とうとします。

そうしているうちに、

肩書・役割=自分

だと思い込むようになります。

 

モアナとマウイは、

冒険していくプロセスで、

肩書や役割ではない、本当の自分に

次第に気づいていきます。

 

最後の方では

『私はモアナ!』

と名乗るようになり、

 

マウイは、

「神の釣り針」がないと、

自分は役に立たないと思ってきたことを

手放して、自分を取り戻していました。

 

そこに気づいてからの、

二人のパワーはすごく、

そのパワーで危険な局面を乗り越え、

ミッションを成し遂げるのでした。

 

マウイはこどもの頃に、

母に捨てた寂しさを埋め合わせ、

「神の釣り針」を持ち、

人の役に立つことで、

自分を満たしたり、

自分の存在価値を確かめていました。

 

モアナは村の期待に応えること、

父親の言いつけを守ること、

そんなことで、次期村長としての

役割を全うしようとしました。

 

しかし、

二人ともインナーセルフであったり、

魂はそんなことを望んでいなかった。

 

冒険していくなかで、

それぞれが気づいていく。

とても美しいと思いました。

 

そして結果的に、

モアナの父はモアナを認めることとなり、

遠い海の旅を認め、村の人々を連れての

航海をすることになったのでした。

 

春分の日に行われた

クリスタル瞑想会で、

私のなかに浮かんできたキーワードがあります。

 

『守破離』

 

【守破離について】

守破離(しゅはり)は、日本での

茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。

日本において左記の文化が発展、進化してきた

創造的な過程のベースとなっている思想でもある。

 

個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから

修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて

研究することにより、自分に合った、より良いと

思われる型をつくることにより既存の型を「破る」

 

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した

型の上に立脚した個人は、自分自身と技について

よく理解しているため、型から自由になり、

型から「離れ」て自在になることができる。
武道等において、新たな流派が生まれるのはこのためである。

 

※出展:ウィキペディア

 

モアナでいえば、

父と娘の関係。現村長と次期村長の関係です。

最初の頃は父の言いつけを『守』りました。

 

伝統や言い伝えを守るところから、

それを打ち『破』る動き(航海する)へとすすみました。

 

結局は、1000年前のご先祖様たちは、

遠くの海へと航海をしていたということもあり、

そのサポートも受けながら、

冒険から戻ってきたときには父に認められる。

そして、古い考えから『離』れ、

新しい展開を受け入れていく。

 

そんな流れでしたが、

私たちの魂も「守破離」を繰り返しながら、

進化・成長・発展していくことを

望んでいるのではないでしょうか。

 

決して同じところにとどまることなく、

常に変化をし続ける。

それは、宇宙の真理でもあります。

 

決して同じところをグルグル

廻っているわけではないということ。

 

こちらも参考までにご覧ください。

 

 

私たちがこの世に生を受けて、

この地球で生きているということが、

どういうことであるのかを感じるためにも、

 

私たちが普段から当たり前だと思っていること、

常識やしきたり、習慣などの決まりきったこと、

親や組織や社会の期待に応えること、

そういったことを一度見直してみることが

必要なのではないでしょうか。

 

大切なのは、内なる声に耳を傾けること

 

人は知らず知らずに、

外部からのたくさんの情報に気を取られて、

内なる声から遠ざかっているように思います。

 

内なる声は、

あなたに気づいてほしくて、

さまざまな現象を引き起こします。

あるときは人生のトラブル、不慮の事故

病気や人間関係の軋轢などとして・・・

 

しかし、そういったことが、

内なる声から来ていると、

思っている人はあまりいません。

 

たまたま運が悪かった、

あの人が悪い、状況が悪い、

体が弱いから・・・

 

などなど、内なる声からのメッセージを

外側のせいにしてしまうのです。

 

内なる声に従って、

リスクを冒してまで、

本当に望むことに取り組んでいくこと。

 

モアナと伝説の海を観て、

そんな強いメッセージ性を感じました。

そして、これは今のこの時代にとって

とても大事なことでもあると思うのです。

 

娘と娘のともだちと

三人で映画をみてきて、

ひとりでウルウル涙していました(笑)

こんな視点でモアナを観ると、

深い洞察が得られるかもしれません。

 

そうそう、それと映画をみてもう一点

危険を乗り越えて冒険する物語ですが、

戦う場面がたびたびありますが、

誰のことも倒してないし、

勝ち負けにはなっていないということでした。

結果的にはみんなにとって、

ハッピーなことになっていました。

 

これからの時代を象徴していると感じました。

 

戦うところから、離れていく。

二極性の対立を生む時代から、

二極性を超えた、ニュートラルな次元へと

時代は移り変わっていくのだと思います。

 

戦いは

勝った人の裏側には必ず負けた人がいます。

そして、支配と被支配の関係を生み出していきます。

この2~3000年の世界はそんな時代でしたが、

 

みずがめ座の時代へと移ったいま、

戦う、争うところから、

協調、分かち合いへと

シフトしていくのだと思います。

 

私たちの意識が

「守破離」のように、

変わっていく必要があるでしょう。

 

過去の負の連鎖を断ち切り、

分かち合い、協力しながら、

あたらしい時代を切り拓いていく

わたしたちは、そんな新しい時代の

戦わない戦士なのだと思います。

 

そんなことを

モアナをみて、メッセージとして

受けとったので、シェアしました。

 

 

セラピールーム夢の花では、

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自分らしく生きていくための

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http://yumenohana.jp/

 

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